天気の良い日が続き、気温が上昇すると、芽は急速にふくらみ伸び始めます。
貧弱に見える芽も、やがて大きな葉を拡げ、茎も伸び太くなります。春は貯蔵養分が多いので、腋芽や古い枝からも芽が出ます。早めに芽かきをして、風通し良くまたどの芽にも光があたるようにします。
肥 料
元肥を与えている場合は必要ありません。元肥が与えられていない場合や、木が弱り芽の動きが遅い場合は、水肥のハイポネックス1000〜2000倍を1本につき3リットル、週に1回の割合で与えます。
剪 定
貧弱な細い芽や1カ所から一度に脇芽が出た場合は、真ん中の充実した良い芽を残して両側の脇芽をかきとります。予定していた芽が出ない場合は、1〜2段下のよい芽が動いている所まで切り下げます。
芽かきは手で根元から折るか、カッターでとります。
鉛筆の太さ以下の枝は、芽を一つにします。複数残す場合も、多くて2本までです。
欲張って貧弱な枝を何本もつくるよりも、
充実した枝をつくりましょう。芽かきは大変重要な作業です。
㈰まず枝の根本にある小さな芽と 古い枝の芽もとります。 ㈪この枝の場合2本良い芽が出て いますが鉛筆より細い枝なので 下の芽をとり一つにします。 |
まだ芽の根元から脇芽が出ます。 出てきたらとります。 この芽が折れた時は脇芽を残しま す。 |
潅 水
砂地で乾いている場合は潅水して下さい。
移 植
行いません。
薬剤散布
下旬になり葉が茂ってくると病害虫が発生します。初期の防除が大切ですから、よく観察して防除しましょう。
●病害
ウドンコ病 葉に白いカビが生えたようになり、葉がちじれます。ベンレート2000倍を被害葉を洗うように散布します。
●害虫
新芽や新葉にアブラムシが群がります。手でつぶすか、スミチオンの1000倍を散布します。
スプレーの殺虫剤を使う場合は、凍害をおこすおそれがありますので注意書きを守ってください。
除草
草が急に伸び始めます。せっかくのバラの肥料をとってしまいますので雑草が小さいときに抜いてしまいましょう。
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